Fratelli Crosio／ボタンアコーディオン

\"FratelliCrosio\"のボタンアコーディオンです。

骨董商を営む知人が仕事でフランスに渡航した際に、専門店で一目惚れして新品で購入した楽器です。
その後１、２度弾いてから残念ながらお蔵入りしてしまったそうです。大切にしてもらえるならとご縁あって譲り受けました。

イタリア製の楽器で、聖地フランスではミュゼットアコーディオンとして広く知られています。

この度出品するにあたり、手利きのアコーディオン整備・調律師の方にお願いしてオーバーホールと調律を施しました。

仕様：

◯右手ボタン数：”49音(64ボタン)“

※どのボタンも音が鳴る仕様となっています。

◯音域：E（ミ）~E（ミ)の”４オクターブ“

◯配列：楽器の右手側は”C配列“
左手側はベース３列、コード３列の”フレンチタイプ\"

◯調律：”ミュゼット調律“２０セントの幅で調律されていて、この振り幅は調律師さんいわく多めの少なめだそうです。

◯左手ボタン数：\"９６ベース“

◯スイッチ：右側\"M、MM、MMM\"の３つと１つ（※）
左側\"M、ML\"の２つと１つ（※）

※左右両側に１つずつ音の鳴らないスイッチが配置されています。音漏れ防止の配慮がなされたものかと思われます。

◯重量：”ca.１０kg“

◯付属品：オリジナルの\"肩ベルトと包布\"。肩ベルトには左右ベルトにわたす\"バックストラップ\"が付いています。とても重宝します。

◯画像６枚目の楽器バンドに見られるような経年劣化からの微小の汚れはあります。
それでも中古楽器によくある、楽器下部の置き跡のラメの剥がれや全体の擦れ傷、肩ベルトの摩耗、胸当て、そのほか金具等の劣化はほとんど見られません。
楽器の内部も保存状態が良く、リードの張り替え等で新品同等の状態にあります。
なにより楽器の心臓部である蛇腹はすこぶる良い状態です。
２００８年頃に廃盤になってしまったブランドとしては、最良の状態ともいえるかと思います。

※楽器を通じての出会いとやりとりを大切にしています。それなのであくまで新品ではないことをご理解いただきたくお願いいたします。中古楽器ならではの出会いにご興味をもたれる方、大切に弾いていって下さるに是非にお譲りしたいと思っています。