鉄地丸形鎌鼬透鐔　無銘　妖怪かまいたち　真鍮象嵌耳　片櫃孔　平安城？　唐木箱入

鉄地丸形鎌鼬透鐔、真鍮象嵌耳、無銘、片櫃孔、唐木箱入りです。

京透しのような意匠ですが、耳は平安城真鍮象嵌の特徴を持つ珍しい鐔です。

表裏両面に顔が彫られた四つ足の動物がいます。形状から妖怪鎌鼬（かまいたち）だと思います。

カマイタチは、文字通り両手に鎌のような巨大な爪を生やしたイタチのような姿で描かれます。

旋風に乗って現れ、両手の鋭い鎌爪で人に切りつけます。傷は鋭く深く、大量の出血を伴うが痛みは殆どないようです。

三匹の親子（または三兄弟）で現れ、最初の鎌鼬がまず人を転ばせ、次の鎌鼬が傷を付け、最後の鎌鼬が薬を塗るとも言われています。

刀剣美術第479号の31ページに、鎌鼬について書かれています。

個人的な判断のため、違うかもしれません。詳細は画像でご確認下さい。

※刀剣美術は画題に関しての資料のため、出品の鐔と本掲載の鉄元堂正楽の縁頭とは全く関係ありません。

古いものなので、汚れ、錆、色剥げなどが見られます。象嵌抜けもあちこちに見られますが、まずまずの状態だと思います。画像でよくご確認下さい。

※パソコンやスマートフォンのブラウザ、光の影響などにより、色が微妙に実物とは違って見える場合もありますのでご了承下さい。

サイズ
縦：約8.41cm
横：約8.47cm
厚さ：最大約4.2mm
重さ：約86.8g
茎孔、縦：2.85cm、横：8.8mm

鍔立て（皿立て）、本は付属しません。

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